ちょっとお出かけ
焼津の荒祭り
2007.08.19
帰省渋滞を避けるため、11日午前1時に家を出発したが、避けるどころかしっかり渋滞にはまり、実家に到着したのは11日の昼だった。夏に帰省するのは、お盆だからということと焼津荒祭りも楽しみにしているからだ。今年はPoodyに魚河岸シャツを着せてお祭りに行くことにした。
祭りの行列や神輿を見に行くと、会う人ごとに「ワンコが魚河岸着てるよ〜」とか「可愛い!写真撮ってもいいですか」とか「さわらせて〜」「カッコイイじゃん」と大騒ぎなった。なかには「うちの犬にも着せようかしら」「何処で売ってるのかな?」「売ってないよ、きっと作ったんだよ」と友達同士で話す声も聞こえ、ニンマリ! 魚河岸シャツは焼津の漁師が、東京築地に魚を卸に行った時、もらってきた手拭いを縫い合わせてシャツを作ったのが始まりといわれている。汗をよく吸い涼しく、乾きも早く洗濯するほど柔らかく身体になじむ魚河岸シャツは、焼津の夏の風物詩ともいえるだろう。
焼津神社大祭には女の子が二人、御神子(いちっこ)と御供捧(おんくささげ)という重要な役割を担い、神輿の前を馬に乗って行く。御神子の役割は渡御最後の焼津御旅所前の道路を馬に乗ったまま三度疾走する。これは日本武尊の心を慰め奉るためだとされているが、少女の所作が神と人との関係を強めるためともと言われている。
《御神子は神を斎き祀る斎子の意味》
御神子も御供捧も馬に乗るか、介添え役の手車に乗って移動し、土の上は一歩も歩かない。これは神に仕える身であるがために、邪悪な霊が憑依することを恐れたと言われている。御供捧については、2006年の「ちょっとお出かけ・焼津荒祭り」で紹介しているので見ていただければと思う。
御神子役の少女は北御旅所近くの休憩所で休んでいた時から、魚河岸シャツを着たPoodyを見つけ「わんわん」と言って触りたそうにしていた。北御旅所から魚市場御旅所に向かう途中もPoodyを見つけてじっと見ていた。