一日だけになるかも日記
目刺しのように
2008.05.05
今日はこどもの日。
大阪にいる頃はあまり大きな鯉のぼりが揚がっている家を見かけなかったが、
栃木県に引っ越してから、真鯉、緋鯉、子供たちが悠々と庭で泳いでいる家をたくさん見かける。やはり、広い土地があるからだろう。都会では駐車場なども立体駐車場が大半だがこちらでは
スーパーの駐車場なども平地に広々と作られている。
家の近くを散歩していたとき、マーガレットの花が咲いているのを見て「あそこのマーガレット
咲いたかなあ」と私が言うと主人が「咲いてるかもな。行ってみるか!」言った。
あそことは湯西川温泉に行ったとき偶然見つけた、五十里湖近くにある公園のことだ。
途中、川治温泉まで来たとき、道路の両側に沢山の小さな鯉のぼりが吊るされ、鬼怒川にも
何カ所か渡されたロープに立派な鯉のぼりが吊るされているのが車から見えて綺麗だった。
目的地の公園にはマーガレットの花は一輪も咲いていなかった。おまけにPoodyを車から
降ろした途端、どこから現れたのか野犬が獲物を狙うような姿勢で近づいてきた。
慌ててPoodyを車に乗せ、来た道を引き返すことにした。
川治温泉の鯉のぼりの所まで戻ってきたとき、写真を撮ろうと車を降り「綺麗だ!」と
思った所まで歩いて行くと、先ほどとは全く違い、張られたロープに口を上にしてダラ〜ンと
垂れ、滝を昇って龍に姿を変える鯉とは思えぬ姿だった。
「まるで、目刺しのようだ」と思ってしまった。ただ単に雨模様で湿ったのと風がなくなった
だけなのだから、鯉のぼりを目刺しと思うのは気の毒なことなのだが・・・
「さっき、撮っておけば良かった」と思ったが、またいつか龍に成る可く泳いでいる鯉のぼりに
出会えるだろうと思い帰ってきた。
5歳になった。
2008.05.02
今日、Poodyが5歳の誕生日を無事迎えることができた。
こちらに引っ越してきたときは1歳4ヶ月だったのに早いものだとつくづく思う。足の肉球の周りが赤くなった、走っていて足を挫いた、股関節がゆるいこと、湿疹ができた、耳が赤くなったなど、いろんなことがあったけれど、大きな病気もせず、皆様にも可愛がってもらい5歳になった。
5歳になって最初の仕事は私たちを癒してくれることと、買い物に出かけたとき、車のドアに
手をぶつけて泣いている女の子のところに行って「大丈夫?泣かないでね」と慰めたこと。
その女の子はPoodyを撫でて、すぐにニコニコ顔になり、お母さんに手を引かれ買い物に行った。Poodyは小さな子が泣いていると放っておけないらしい。これからもこんな風に人なつこく、
優しく、好奇心旺盛で元気なPoodyでいてくれることを願っている。
Poody姉もPoodyの誕生日プレゼントとPoodyパパの誕生日プレゼント、母の日のプレゼントを送ってくれた。Poodyへのプレゼントは鉛やカドミウムなどの有害物質を一切使用せず、天然石を釉薬にしている話題の森修焼のフードボール、私たちにはPoodyの顔をプリントしたTシャツだ。
Poody姉さん、いつも気遣ってくれてありがとうね。
Poody お誕生日おめでとう!
もう一つの笑顔
2008.04.22
Poodyは誰にでもニコニコ笑顔で挨拶をし、可愛がってもらっている。
病院はあまり好きじゃない子が多いけれど、Poodyは尻尾をブンブン振って嬉しさを
身体全体で表す。先生が大好きなのだ。けれど、先生は「Poodyその顔怖いよ」と笑っていう。
この「怖い顔」こそがPoody のもう一つの笑顔で、この笑顔はめったやたらに見せない
極上の笑顔なのだ。
鼻の上にしわを寄せ、唇の両脇をあげて見せる笑顔は傍目には今にも噛みつきそうに見える。
だから「怖い顔」というわけだが、たとえば、なかなか帰って来なかったお父さんが帰って
来たとき、離れて暮らしている娘と久しぶりに会ったとき、私が買い物に出かけて薄暗く
なってしまいやっと帰ってきた時など、私たち家族と限られた人にだけ見せる笑顔だ。
「待ってたよ!」「会いたかったよ!」「嬉しいよ〜」ありとあらゆる喜びをこれでもかと
Poodyは表しているのだ。「怖い顔」は私たちにとっては「可愛い顔」なのだ。
これからもずっとこの笑顔が見られるようにしてやりたいと思っている。