一日だけになるかも日記
そう思ってみると
2006.02.05
きのうは、Poody を友達と遊ばせるために秘密の公園に行った。
久しぶりに友達とボール遊びをし、走り回っていた Poody の歩き方がおかしいのに気づいた。
すぐに、肉球に何か刺さっていないか、足を触って痛がらないか見たが、何も刺さってもいない。
でも、確かに歩き方がおかしい。ムリをさせないように帰ることにした。
帰り道に獣医さんに寄って診てもらったら「確かに右足に痛みがあるようですね」
「2、3日運動制限をして様子を見ましょう。今は痛み止めを飲むなども必要ないでしょう」
とのことで、家に帰ってきた。
Poody の食欲は旺盛で、その時は「あ、やっぱり大したことなかった」と思ったのだが、
食事の後 Poody を観察していると「何か、いつもと違う」「大人しすぎる」「元気がない」
と思えて、心配でたまらなくなった。 「こんなに寝てばかりいるのもおかしい」と際限なく
心配と不安な気持ちが湧いてくる。
そんな、私と主人の会話を聞いているのかPoody もぐったり、寝ている。
とにかく、今日は寝ようと寝室に行ったとき突然、 Poody が元気に起きあがった。
ぷりんに供えた、イチゴを見つけたからだった。
「な〜んだ、元気あるじゃん」ひと安心で眠ることができた。
怖い怖いと思って見れば、ただの「揺れる柳」もお化けに見えると言うが、
今日になってよく考えれば、私の中で「足の具合が悪くなったらどうしよう」という気持ちが、
いつものように食事の後、遊び疲れて寝ているだけのPoody が
「元気がない、ぐったりしてる」に見えてしまったようだ。
明け方、Poodyは私のベッドに飛び乗って気持ちよさそうに寝ていた。
ちょっと待ってね。
2006.02.01
この頃、Poody に「ちょっと待ってね」と言うことが多くなった。
午後6時30頃になると、散歩から帰って眠っていた Poody が、キッチンの入り口に
斜め横から顔を出す。 「お母さ〜ん、ごはんまだ〜?」
「あ、もうちょっと待ってね」黙って戻っていく。 しばらくすると、又やってくる。
「お母さん まだ?」「ごめんごめん、もうちょっとだからね」吠える訳でもなく、
クンクン泣くわけでもなく、黙って戻っていく。
3回目は、何故かそれまでよりも時間が経ってからやって来る。
さっきは早すぎたと考え、時間が経ってから行ってみようと思っているのだろうか?
「お母さ〜ん ねぇ まだ〜?」「ごめんね、遅くなったね。まんま作ってるからね」
それを聞くと、Poody は小躍りするように、スキップするように、バリケンの前と
キッチンの間を何度も往復し、身体中で嬉しさをあらわす。
それを見るたびに「待たせて可愛そうだった」と思う一方で、喜び跳ね回っている姿が
可愛いと思ってしまう。
Poody の一日の行動を見ていると食事の時間以外例えば、散歩の時間とか、
休日のいつもと違う時間の流れも分かってると思う。
この子は、ちゃ〜んと、時間が分かっていて家族として一緒に生活している。
「ちょっと待ってね」も、いつもいつもでは可愛そうだが、たまになら「ま、いいか」と
Poodyなら分かってくれると思ってしまうのだ。
ノドグロのみそ汁
2006.01.18
郷里の海、駿河湾は中央部が2500メートルにも達する、世界でも有数の深い湾だ。
そのため、深海魚の種類も多く、豊富だ。深海魚というと、水深200メートル以深の
海に住む魚類をいい、あまり姿の良い魚を思い浮かべないが、アンコウや真だら、
イソアイナメ、我が家では高くて滅多に食べない、金目鯛、タカアシガニなど、
その他にも美味しい魚が勢揃いしている。
イソアイナメは東北地方の太平洋側では【どんこ】と呼ぶが静岡県では何と呼ぶのか?
私の父は【ノドグロ】と呼んでいたが・・・(後にノドグロという魚が他にあることが判明)
ここでは分かりやすく【どんこ】と呼ぶことにする。
私は、どんこのみそ汁が大好きでよく作る。材料はどんこ、ジャガイモ、玉ねぎ、とうふ。
それに青ネギは欠かせない。作り方は、ジャガイモと玉ねぎのみそ汁を作るのと
大した違いはない。
ジャガイモと玉ねぎが煮えたら、ぶつ切りにしたどんこを入れ、とうふを入れる。
味噌を入れてから、少しだけ煮込むのがミソだ。お椀によそったら青ネギを入れて食べる。
この青ネギがあるとないでは味が全然違う。取り立てて、どうということのない
みそ汁だが、すごく美味しい。どんこは、よく鍋にするが私はこのみそ汁の方が好きだ。
母は私が4才の時亡くなったため、父が料理をしていた。だから、魚を卸すのも
父がやっているのを、見よう見まねで覚えた。その父も、もういないが
よく作ってくれたのがどんこの いや、【ノドグロのみそ汁】だった。
寒くなって、スーパーや魚屋の店先にどんこが並ぶと「あ、ノドグロだ」と買ってしまう。
私にとって【ノドグロのみそ汁】は子供の頃の父との思い出に繋がる、一品なのだ。