過去の日記

2005.12.21

今年はりんごをたくさん食べた。
夏ぐらいまでの私の好きな果物ランキングは1.いちご　1.桃　1.葡萄　1.スルガエレガント
1.みかん　6.りんご　と、こんな具合だった。だから、りんごの美味しい季節になっても
あまり買ったことはなかった。

何か、地元の美味しい物はないかと探していたら、日光街道沿いにリンゴ狩りや直売の幟や
看板が立っているので、試しに買ってみた。　宇都宮りんごと書いてあった。
農家の奥さんが「このりんごは密が入って美味しいんだよ」と言ったとおり本当に美味しかった。
りんごの主な産地の青森などと比べると、宇都宮の気候は暖かいため花が咲くのが早く、
寒さは遅れてくるために生育期間が長くなりリンゴが完熟し、ソルビートという糖の一種が
芯に集中するのだそうだ。これが「りんごの密」で、生育期間とソルビートが宇都宮りんごの
美味しい秘密だったわけだ。
もっと食べたいと買いに行ったが、売り切れの張り紙　　残念！

ところで、皆さんスルガエレガントってご存じですか？　すっごく美味しいですよ。
これはまた次の機会に。

2005.12.20

散歩の帰り道、何やらいい匂い。
鯛焼き〜　早速、お店に並んで「 鯛焼き、１０匹ください 」
なぜか、寒くなると鯛焼きが食べたくなる。
頭と尻尾、どちらから食べます？私は、尻尾、poody papaは頭から。

鯛焼きを焼く鉄板、今は何匹も一度に焼けるが、昔は先が鯛の形になっている大きな
ハサミのようになった型で一匹づつ焼いていた。
おじさんが、鯛の型に小麦粉を溶いたものとあんこを入れて、鯛のハサミを時々クルクルと
ひっくり返しながら焼く。焼けた鯛焼きが、ハサミの中から出てくるのをじっと見ていた。
あの鯛焼きを焼くハサミがとても魅力的に見えた。

きっと、あの鯛の形をしたハサミのなかで鯛焼きが焼けるということと、それをクルクルと
操っているおじさんの技を「スゴイ」と思っていたのだろう。

鯛焼きのハサミを作った職人さんもいて、鯛焼きを焼く人がいて鯛焼きが出来上がる。
鯛焼きが好きになるのは、もちろん美味しいからだが、いろんなものを好きになる時
意識して考えないがその後側にあるものが放つ魅力もあって好きになるんじゃないだろうか。

2005.12.19

夕方の散歩は久しぶりにゆうゆうパークに行った。
午前中はあまり見えなかった山が雪を被って
きれいに見えていた。

Poodyと公園の中をあちこち散歩して遊んだあと、そろそろ帰ろうとPoodyを車に乗せて
私はトイレに寄ろうと管理棟に向かった。

私が出てくると、管理人さんが慌てたように呼び止めた。
「時間あります？ここから富士山が見えるんですよ。こんなことは本当に珍しいんですよ」
「空気が澄んでないと見えないんだから」「本当ですか？ここから富士山が見えるなんて」
私は、この人トイレから出てくるの待ってたの？ここを使用禁止だったの？など思ったことは
すっ飛んで、一緒に階段を駆け上っていた。「ほら、あそこ　あれ富士山でしょ。間違いなく」
「ホント ! 富士山だ !! 栃木から富士山が見えるなんて」
「本当に珍しいんですよ。こんなことは。気象条件が整わなければ見られないんだから」
「ほんと　ありがとうございます。まさか、ここから富士山が見られると思わなかった」
「私、静岡県出身なんです」「そうかい、じゃ地元だなぁ」管理人さんは階段を下りていった。

私はPoody を車で待たせたまま、しばらく見入っていた。
以前、知り合いに静岡出身だと告げると毎日、富士山が眺められるなんて贅沢だねと言われた。
その時は「そうかなあ」ぐらいにしか思わなかったが、今日、思いがけず富士山を見ることが
できて何だかとても嬉しかった。　珍しいものが見られた嬉しさだけではない。

珍しいものをみんなに見せてあげようと声をかけてくださった管理人さんに感謝。